合宿免許のしおり

合宿免許の持ち物で法令が決めているもの

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2026/9/29更新 2026/8/18公開

合宿の持ち物リストを見ると、着替えや常備薬に混じって書類が並びます。

このうちいくつかは、教習所の都合ではなく法令で決まっています。決まっているものは代わりが利きません。ここを先に分けておくと、当日あわてずに済みます。

写真はサイズまで条文にある(道路交通法施行規則17条2項)

食事が付くかどうかで、持っていくものも変わります。自炊のプランしか無い学校もあるので、合宿免許の食事は、付くかどうかが読み取れない学校が多いで先に確かめてください。

いちばん間違えやすいのが写真です。条文はここまで細かく定めています。

全文を開く(149字)

申請前六月以内に撮影した無帽(免許申請者が宗教上又は医療上の理由により顔の輪郭を識別することができる範囲内において頭部を布等で覆う者である場合を除く。以下同じ。)、正面、上三分身、無背景の縦の長さ三・〇センチメートル、横の長さ二・四センチメートルの写真で、その裏面に氏名及び撮影年月日を記入したもの

条件を並べると、これだけあります。

決まっていること中身
いつ撮ったか申請前6か月以内
写り方無帽・正面・上三分身・無背景
大きさ縦3.0cm × 横2.4cm
裏面氏名と撮影年月日を記入

見落とされやすいのは裏面です。 条文は「その裏面に氏名及び撮影年月日を記入したもの」と書いています。証明写真機から出てきたまま持って行くと、この記入がありません。

上三分身というのは、頭から胸の上あたりまでが入る写り方です。全身が写っているものや、顔だけを大きく切り出したものは当てはまりません。

サイズも履歴書用の写真とは違います。よく使う縦4cm×横3cmではありません。撮影機で「運転免許」を選ぶと、この大きさで出てきます。

住民票は「本籍が載っているもの」(住民基本台帳法7条)

住民票は、本籍が記載されたものを用意します。何も指定せずに取ると本籍が省かれることがあり、そうすると使えません。

根拠は、写真と同じ規則が指している住民基本台帳法7条の号です。そこにはこうあります。

戸籍の表示。ただし、本籍のない者及び本籍の明らかでない者については、その旨

戸籍の表示とは、本籍のことです。住民票は、窓口や証明書発行の画面で載せる項目を選べます。

逆に、個人番号(マイナンバー)は記載しないほうが無難です。免許の申請で求められているのは本籍のほうで、番号は別の目的のものです。

取るときは「本籍あり・個人番号なし」で頼むと確実です。コンビニ交付でも項目を選ぶ画面が出るので、そこで指定します。

写真は1枚では足りない

もうひとつ、枚数の話があります。

合宿では免許の申請を2回します。第一段階を終えたときの仮免許と、卒業したあとの本免許です。どちらも道路交通法89条1項の申請にあたるので、上の規定が両方に及びます。

つまり写真は少なくとも2枚要ります。教習所が入校時にまとめて撮ってくれることもありますが、自分で用意するよう案内されている場合は、多めに持って行くほうが安全です。

証明写真機は1回で複数枚が出るので、追加の費用はほとんどかかりません。足りなくて現地で撮り直すほうが、時間も費用もかかります。

住民票に期限は書かれていない

よく「発行から3か月以内」と案内されますが、この期限は条文に見当たりません。

上に引いた条文は、写真については「申請前六月以内」と期限を書いています。住民票のほうにはその定めがありません。

つまり3か月というのは、教習所や公安委員会(免許を出している都道府県の機関)が運用として決めているものです。だから教習所によって違うことがあり、案内に書かれた日数が優先されます。

古いものを使い回すのは避けて、申し込みが決まってから取るのが確実です。

免許を持っているなら住民票が要らない(規則17条3項・4項)

すでに何かの免許を持っている人には、別の道が用意されています。

全文を開く(159字)

免許申請者が受けようとする免許の種類と異なる種類の免許を現に受けている者であるときは、現に受けている免許に係る免許証又は当該免許に係る特定免許情報が記録された免許情報記録個人番号カード(その者が免許証及び免許情報記録個人番号カードを有する場合にあつては、免許証及び免許情報記録個人番号カード)を提示しなければならない。

続く項で、そのときの扱いが書かれています。

前項の場合においては、第二項の規定にかかわらず、同項第一号及び第二号に掲げる書類を添付し又は同項第九号に掲げる書類を提示することを要しない。

第一号が住民票、第九号が本人確認書類です。つまり免許証を出せば、住民票も本人確認書類も要らなくなります。

原付や二輪の免許を持っている人は、ここに当てはまります。先に二輪を取ってから普通車に進む人は、住民票を取りに行く手間が1回減ります。

二輪と普通車をまとめて取る方法は普通二輪と普通車を合宿で同時に取れるかにあります。免許の種類そのものは運転免許の種類は法律で19に分かれるで確認できます。

法令の話ではないもの

ここまでが条文の話です。持ち物リストの残りは、教習所や宿泊先の都合で決まります。

  • 着替え、洗面用具、常備薬
  • 現金やカード
  • 印鑑(不要としている教習所もある)
  • 眼鏡やコンタクト

眼鏡とコンタクトだけは軽く見ないでください。 入校のときに適性検査があり、視力が届かないと教習に進めません。普段使っているものを必ず持って行きます。

コンタクトの予備や洗浄液も、合宿先で同じものが買えるとは限りません。2週間ぶんを見込んで持って行くほうが確実です。

出発前に見る順番

まとめると、確認の順番はこうなります。

  1. すでに免許を持っているかどうかを確かめる
  2. 持っていないなら、本籍ありの住民票を取る
  3. 写真を撮り、裏面に氏名と撮影年月日を書く
  4. 本人確認書類を用意する(免許を持っているなら不要)
  5. 教習所から届いた案内で、それ以外の指定を確認する

申し込みの段階で確認しておくことは合宿免許の申し込みで先に見るところにまとめました。

書類が揃わないと入校できず、日程を取り直すことになります。合宿は日程が詰まっているので、取り直しの影響が大きくなります。

「省略」の住民票を持って行くとどうなるか

本籍の記載が要る理由は条文の側にありますが、記載が無かったときに何が起きるかは窓口の案内に書かれています。

このサイトが載せている合宿免許受付センターは、持ち物のページで住民票の本籍欄を必ず確認するよう求めたうえで、「省略」となっている住民票を持参した場合は一時帰宅となり、本籍地記載の住民票を発行してから再入校することになる、交通費は客の負担、と書いています(2026年8月30日確認)。

同じページには、条文には出てこない実務も並んでいます。

持ち物窓口の案内
印鑑認印。シャチハタ・ゴム印は不可
仮免許の手数料試験手数料1,800円・交付手数料1,100円を持参
眼鏡・コンタクト普通車は片眼0.3以上・両眼0.7以上に満たない場合
健康保険被保険者証コピーでは代用できないことがある

手数料を現地で払うことは、条文からは分かりません。申し込む窓口の持ち物ページは、条文の確認とは別に一度開いてください。

静岡県公安委員会指定の遠鉄自動車学校は、よくある質問に入校時の持ち物を挙げています。

持ち物窓口の案内
印鑑シャチハタ不可
仮免許手数料2,900円を入校日当日に現金で持参
眼鏡・コンタクト視力に不安がある方は持参
本籍地記載の住民票運転免許証を持っていない場合、または暗証番号を忘れた場合

仮免許手数料の総額はどちらも2,900円ですが、内訳の示し方が違います。受付センターは試験手数料と交付手数料を分けて示し、遠鉄は合計額だけを示しています。どちらで申し込んでも、当日に現金を用意しておく点は同じです。

交通費の領収書などが必要かは、切符を買う前に申込窓口へ聞いてください。すべての学校で同じ書類が必要とは限りません。交通費の立替と支給時期では、対象の経路や途中帰宅の扱いも整理しています。

荷物を事前に送る場合は、宛先・到着日・手荷物の分け方も確認してください。宿泊先へ直接送ってよいとは限らず、受付で使う書類は宅配便に入れず持参します。

この記事で確かめたこと

原文から引用した文
4件
出典
2件(法令 2)
更新

引用が出典の原文と一致するかを、公開後も機械で照合しています。確かめ方は運営者情報にあります。

紹介した窓口の条件

窓口指定の有無料金
合宿免許受付センター株式会社aruku申込窓口。指定の有無は取り次ぐ教習所ごとに異なります記載なし(理由は下)
遠鉄自動車学校株式会社遠鉄自動車学校指定自動車教習所記載なし(理由は下)
合宿免許受付センター
公式サイトのよくある質問(/faq/)に「保証内容の範囲内でしたら追加料金はかかりません。但し、教習所により対象年齢や保証内容は異なります。」とあり、続けて「ご自身のご都合(病気・ケガ・遅刻等)による教習遅延の場合の保証は適用されず、追加料金が発生致します。また、仮免学科試験は保証対象外です。」と書かれています(2026年9月5日に /faq/ を再取得して確認)。範囲は教習所ごとに違うため、申し込む教習所のプランページで確認してください。 公式サイトのナビゲーションに「取り扱い教習所一覧」として各地の教習所が並び、ページタイトルも「合宿免許の教習所比較」となっていることから、自ら教習所を運営するのではなく取次を行う窓口であることを確認しました(2026年8月30日再確認)。したがって指定の有無は、取り次がれる教習所ごとに確認する必要があります。 教習所とプラン・時期で金額が変わるため、窓口としての確定額は掲載していません。公式サイトの早期申込みのページには時期別の目安として普通車AT 約18万円〜約31万円(4月〜7月中旬・9月中旬〜1月中旬)と約27万円〜約40万円(7月下旬〜8月・2月〜3月)が示されていますが、いずれも「約」と幅の付いた目安です(2026年8月30日確認)。
遠鉄自動車学校
よくある質問に「スケジュールが伸びてしまった場合、追加料金が発生したり延泊になりますか?」の項目があり、「技能教習の追加や修了・卒業検定に不合格となった場合は、延泊になりますが保証範囲内となりますので、追加料金はかかりません。」と書かれています。ただし「ただし、お客様都合による教習キャンセルで延泊となった場合は、保証範囲外となるため、教習キャンセル料2,000円(非課税)のほか、別途追加料金が掛かる場合がございます。」とあり、本人都合は保証の外です(2026年9月5日に /faq/2184 を再取得して確認)。 静岡県内のグループ6校を持つ教習所そのもので、窓口ではありません。公式サイトの about ページに「静岡県公安委員会指定の自動車学校として」と書かれています。この案件は普通車の合宿だけが対象で、大型・中型の合宿と通学での免許取得は成果の対象外です。申し込みは申込フォームからで、問い合わせからの申込は成果になりません(2026年9月5日にA8のプログラム詳細で確認)。 公式サイトのトップに入校月ごとの下限額が税込で並んでいます(2026年9月5日確認で、9月が248,600円〜、10月と11月が234,300円〜、12月が255,200円〜)。いずれも「〜」付きの下限で、プランと時期で変わります。仮免許試験手数料などの公的な費用は別にかかります。

料金は各窓口の公式サイトで、税込価格が文章で明示されているものだけを掲載しています。 表示額に含まれないもの(交通費・延泊費・再検定料など)は別途かかります。 金額と条件は改定されることがあるので、申し込む時点の公式サイトでご確認ください。

出典

申し込みページへ

合宿免許受付センター(株式会社aruku)|広告